出やすい季節と住み着く前のコウモリ対策
近年、日本各地で住宅へのコウモリ被害が増えています。
「夜になると天井裏からカサカサ音がする」
「ベランダに黒いフンが落ちている」
「家の周りでコウモリが飛んでいる」
このような状況に気づいたとき、すでに住宅のどこかにコウモリが入り込んでいる可能性があります。
しかし、まず知っておきたいことがあります。
コウモリは、人の家を狙っているわけではありません。
彼らはただ、安全で快適な空間を探しているだけなのです。
つまり、住宅にコウモリが現れるのには必ず理由があります。
この記事では
・コウモリが家に来る理由
・コウモリが出やすい季節
・住み着く前にできるコウモリ対策
について解説します。
実はコウモリは鳥ではない
空を飛ぶ姿から、コウモリは鳥の仲間だと思われることがあります。
しかし実はコウモリは鳥ではありません。
コウモリは哺乳類(ほにゅうるい)に分類される動物です。
・子どもを産む
・母乳で育てる
・体に毛がある
といった特徴を持ち、犬や猫と同じ哺乳類の仲間です。
さらにコウモリは
空を飛ぶことができる唯一の哺乳類
として知られています。
日本には約30種類以上のコウモリが生息しており、その中でも住宅周辺でよく見られるのがアブラコウモリです。
このコウモリが、住宅の天井裏や軒下などに住み着くケースが多く見られます。
コウモリが家に来る理由
ではなぜ、コウモリは住宅に入り込むのでしょうか。
主な理由は3つあります。
①小さな隙間がある
コウモリは、想像以上に小さな隙間から侵入することができます。
そのサイズは約1〜2cm
わずかな隙間があれば侵入が可能です。
侵入口になりやすい場所には、次のような箇所があります。
・屋根の隙間
・換気口
・軒下の通気口
・外壁の隙間
・シャッターボックス
人間から見ると「ほとんど閉じている」ような場所でも、コウモリにとっては十分な入口になることがあります。
②天井裏が安全な空間
コウモリが好む環境には共通点があります。
・暗い
・雨風が当たらない
・外敵が少ない
・温度が安定している
これらの条件を満たす場所が
住宅の天井裏です。
自然界でいえば洞窟のような環境に近く、コウモリにとって非常に住みやすい場所になります。
③エサとなる虫が多い
コウモリの主食は昆虫です。
蚊や蛾などの虫を食べて生活しています。
そのため
・川の近く
・田んぼ周辺
・公園
・街灯が多い場所
などでは虫が集まりやすく、コウモリも集まりやすくなります。
都市部でもコウモリを見かけることがあるのは、このためです。
コウモリが出やすい季節
コウモリには活動が活発になる季節があります。
日本では、4月〜10月頃が主な活動シーズンです。
特に注意したいのは春から初夏にかけての時期です。
この時期はコウモリが繁殖のための住処を探すタイミングだからです。
日本のコウモリは6〜7月頃に出産します。
そのため春になると、安全な場所を探して住宅の天井裏などに入り込むことがあります。
また秋になると、冬眠前にエネルギーを蓄えるため活動量が増えます。
つまり春と秋は住宅侵入が増えやすい季節と言えます。
コウモリ駆除はできるのか
「コウモリ駆除」という言葉をよく聞きますが、実際には注意が必要です。
日本のコウモリの多くは鳥獣保護管理法によって守られています。
そのため捕獲や殺処分は禁止されています。
つまり、コウモリ対策としてできるのは
・追い出す
・侵入を防ぐ
という方法です。
そのため、正確には「駆除」というよりも追い出し対策が基本になります。
コウモリ対策は早いほどいい
コウモリには帰巣本能があります。
一度住み着いた場所を覚え、翌年も同じ場所に戻ってくる習性があります。
さらにコウモリは群れで生活するため、放置すると
・フン害
・悪臭
・ダニや寄生虫
・騒音
などの被害につながることがあります。
そのため重要なのは住み着く前のコウモリ対策です。
【コウモリ糞掃除動画】
https://youtu.be/Hz35jnRxcns?si=BaoTBmN4sY8WQtrO
スプレーによる予防対策
害獣対策というと「出てから対応する」というイメージを持つ人も多いかもしれません。
しかし本来は出る前に対策することが重要です。
特に春の時期は、コウモリが住処を探すタイミングです。
この時期に
・ベランダ
・軒下
・換気口周辺
・屋根付近
などに忌避スプレーを使用しておくことで、コウモリが住み着くリスクを減らすことができます。
コウモリが居座ってから対策するよりも住み着く前に予防する方が圧倒的に効果的です。
コウモリ対策は、被害が出てから行うよりも事前に準備しておくことが重要です。
「スプレー動画」
生活空間を守るという考え方
私たちの生活空間は、人間だけのものではありません。
自然と住宅の境界が曖昧になると、そこに野生動物が入り込むことがあります。
だからこそ重要なのは追い払うことではなく入り込めない空間を作ること。
それがこれからの害獣対策の考え方です。
住み着いてから対策するのではなく、 住み着く前に備える。
その小さな準備が、快適な生活環境を守ることにつながります。
REVA JAPAN
生活を磨くことが、未来を磨くこと。

